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取引相場のない株式について考える

 千葉市の税理士ふくやまです。

 日本には約300万社の法人が存在していますが、そのほとんどは非上場企業です。

 ちなみに株式を公開している上場企業は約4000社ですから全法人の0.1%程度になります。

 非上場企業でも法人ですから当然、出資(株式等)された金額はありますし、株式会社であれば株式もあります。

 今日は、日本の株式会社の大多数を占める取引相場のない株式について考えてみたいと思います。

 株式会社を設立するには発起人が1名で資本金が1円でも可能ですが、以前は発起人が7名で資本金が1000万円必要でした。

 昔は株式会社を設立することが事業成功の第一歩でした。

 したがって、中小企業でも株主が複数いることが普通でした。

 そんな昭和時代に設立された企業の創業者の方々に相続が発生すると相続税法上の株式の評価を行い、株式も相続財産として課税されることになります。

 取引相場のない株式の評価方法は財産評価基本通達というルールに従って評価することになるのですが、その評価方法については他の税理士先生のHPにたくさんでていますので省略します(笑)

 個人的にアレだな~と思うのは創業時には経営に参画していたものの相続を繰り返すうちに経営に関与しなくなった株主についてです。

 経営に関与していない株主にとって取引相場のない株式というのはとても厄介な存在です。

 相続時には相続財産として課税されるのに、持っていることによりなにも果実を得られない(中小企業でも配当しているのならアレですが...)。

 それでは株式を売ってしまえ~

 と思っても...

 定款で譲渡制限が規定されていることがほとんどですから、会社(取締役会等)にお伺いをたてなければなりません。

 仮に株式を譲渡するといっても今度はその譲渡金額を決めるのがややこしい(汗)

 そもそも取引相場のない株式の相続税評価額というのが時価ではありません(滝汗)

 では、時価純資産額やDCF法によって株式の価値を算定したとしても、そもそも買受人がその価格で合意するのかが全く不透明ですし...

 極論を言うと1円の価値もないと言い切ってしまう人もいます~

 みなし配当の問題もありますしね~

 創業者世代から2~3世代目という相続もだんだん増えてきていますから、これからは中小企業でも経営に参画しない株主は増えてくると思います。

 100年前の出資でも出資には違いありませんから、非公開株式についても出資をスムーズに回収する仕組みがあってもいいのではと思います。

 または、利益を役員報酬のみで還元するような仕組みではなく適正な利益配当を義務化するような仕組みを作るとか...

 株式会社の本分を考えると決して暴論ではないと思うのですが...

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コメント

No title

確かに、おっしゃるとおりですね~。
考えさせられました。
ポチッ!

To しんめいさん

おはようございます。

中小企業の株主というのは経営に参画するから意味があるのであって、純粋な出資者としてはど~なんでしょう...

持分会社の位置づけも含めてちょっと研究テーマですね~

会社法は私の専門分野ではありませんが(汗)

No title

歴史のある会社だと株主が行方不明になっている場合がありますね~。
相続のときに発覚するケースが多々あります・・。
うーん・・この株、どうしよう・・

また相続の税務調査で名義株だと指摘されてしいますとイタいですね~。

いわゆる譲渡価額にしても、算定方法を明確にしてほしいですね。

To 根岸さん

こんにちは。

通常申告では株主なんて二表だけの世界ですからね~

社長以外は行方不明でも関係ありませんし...

相続の際に名義株と指摘されるのは指摘されるネタがあるからだと思いますが法人設立時の資金の流れが当局につかまれていると確かに厳しいですね~

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Author:税理士ふくやま
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