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個人事業者と源泉所得税

 千葉市の税理士ふくやまです。

 11月を中旬も過ぎますと税理士業界では第一次業務ピークである年末調整事務の波が押し寄せてきます(汗)

 法人でも個人事業主でも甲欄適用(扶養控除申告書の提出を受けている主たる給与)の給与を支払っている場合は必ず年末調整をしなければなりません。

 従業員に年末調整の控除申告書を書いてもらったり各種控除証明を提出してもらったり...

 さらにはその書類を延々と7年間保存しなければならなかったりと大変ですが、ルールは守らなければなりません。

 ところで...

 我々税理士などの士業に報酬を支払う場合にも源泉徴収をしなければならないのですが...

 個人事業主の場合にはちょっとした特例?があったりします。

 個人事業主の場合、給与の支払がなかったり給与を支払っていても常時2人以下の家事使用人のみに対する給与支払しかないような場合は報酬・料金等の支払に対する源泉徴収義務はありません(ホステス・バンケットホステスに対する報酬支払は源泉徴収義務があります。)。

 つまり...

 個人1名で経営しているような事業主さんは税理士に顧問料を支払っていても源泉徴収する必要はないということです。

 源泉徴収は実のところ大変ややこしい仕組みで税理士泣かせなところがあってですね...

 もちろん一般的な話ではなくレアケースの場合です~

 非居住者に対する源泉徴収などもややこしいですし、普通に支払う報酬でも報酬の内訳にごちゃごちゃと名目がついていたりすると単純に10%源泉~というわけにはいかなくなったりですね(汗)

 身近な例では...

 士業の報酬は10%源泉(平成25年1月からは10.21%です~)と決まっているのですが、なぜか行政書士報酬(通常の書類作成費用等)には源泉徴収義務がありません(汗)

 いわゆる士業の業務に係る報酬で源泉徴収が必要なのは...

 弁護士、外国法事務弁護士、公認会計士、税理士、計理士、会計士補、社会保険労務士、弁理士、企業診断員、司法書士、土地家屋調査士、海事代理士、測量士、測量士補、建築士、建築代理士、不動産鑑定士、不動産鑑定士補、技術士、技術士補、火災損害検定人、自動車等損害鑑定人です。

 行政書士の業務報酬が源泉徴収の対象ではない理由は不明です(所得税法204条1項2号が限定列挙なので...)

 ついでに書くとですね...

 報酬額に消費税が含まれている場合の源泉徴収ですが、原則、消費税込の金額を源泉徴収の対象にしなければならないのですが消費税を明確に区分する場合は消費税を除いた金額を源泉徴収の対象にすることができたりします。

 この場合は消費税額を明確に区分する必要がありますので支払調書にも消費税額を明示するなどのひと手間が必要になります。

 意外と身近な源泉所得税ですが、ひとたび深みにハマると溺れてしまいそうな深い沼だったりします(滝汗)

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コメント

No title

こんばんは。
個人事業者の源泉徴収義務・・給与支払いが2人以下の家事使用人の場合ってありますが、事業専従者は家事使用人に含まれないのがミソですね。じゃあ家事使用人ってどういう人?使用人に給与を払う場合って?それはアルバイトではない?
う~ん、いまだに家事使用人のパターンはないですね~(笑)

To 根岸さん

こんばんは。
家事使用人とはいわゆる家政婦(お手伝い)さんを指します。
家政婦さんやの収入は給与所得に区分されるのですが、これまた不思議なことに源泉徴収義務はありませんよね~
ここまでくると税理論というより租税史の領域になってしまうのですが...
源泉所得税は深いですね(笑)

No title

こんばんは。
素朴な疑問ですが、なぜ士業は源泉徴収されるのでしょうか?
年間で考えれば同じといえばそこまでですが…。
来年以降は10%の源泉徴収で復興特別所得税分を確定申告において計算であればラクだったのですが…どうもムリそうですので手間ばかりが増えてしまう…(汗)
ポチッ!

No title

行政書士の業務報酬は源泉徴収の対象ではない。
そうなんです。
うちの税理士先生や税務署のご担当者に聞いても、不明なんです。なぜ?

今日は、うちの税理士事務所のご担当者方も、年調の説明会に参加されてました。

No title

建築代理士?????
長い事建築関係の業界にいますが知りませんでした。

調べてみましたが税務の記事では出てきますが
建築関連だと昭和26年とかの情報など、、、
現在も存在しているのでしょうか?

縦割り行政で情報が伝わっていないのでしょうか?


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To 税理士いとうさん

こんばんは。
士業というより庶業収入(役務提供による収入)に対して源泉徴収するという考えだと思います。
シャウプ勧告時は給与、俸給、報酬などごちゃまぜでしたからね...
今は営業も農業も庶業も区分することなく事業所得です。
ついでに不動産所得も事業と雑に分けてしまうとスッキリすると思うのですが...

To しんめいさん

こんばんは。
行政書士報酬は文書作成報酬だからかなぁ〜と思ってみたものの司法書士報酬などは文書作成報酬〜とか書かれていますし...
不思議です...
源泉もなければ法定調書もありません...

To 間取作造さん

こんばんは。
確かに建築代理士とはどういう職業なのでしょう?
そんな資格があるのでしょうか??
私も条文のまま列挙したのでよく分かりません(汗)

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税理士ふくやま

Author:税理士ふくやま
東京都江東区の税理士です。
小規模企業経営者にとって信頼される相談相手を目指して日々精進しています。
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