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デフレとインフレと円高と金融緩和

 千葉市の税理士ふくやまです。

 よくお客さんに「センセ〜円高のおかげで景気が良くならないですね〜デフレだし〜」と言われるのですが...

 どうして円高だと景気が悪くなりデフレだと景気が悪くなるのでしょうか?

 最初にデフレについて考えてみましょう。

 デフレというのは経済学では需要が供給を下回ることを言います(需給ギャップと言ったりもします。)。

 生産したものが売れないと定価が維持できなくなり商品価格が低下します。

 これが単品だけの問題であればデフレとは言わないのですが、経済全体(平均値)でモノが売れない⇒価格の下落というような状態が続くとデフレということになります。

 デフレのメカニズムを簡単に説明すると「モノが売れない」ということに尽きるので、デフレ脱却のためにはモノが売れるようにならなければいけないということになります。

 重要なことは単純に貨幣価値の下落(物価の上昇⇒インフレ)では実質DGPは成長しませんしそもそも需給ギャップは解消しませんからデフレの根本的解決にはなりません。

 デフレの対義語がインフレなのですが...

 インフレはデフレと反対ですから経済の需要が供給を上回る状況を言います。

 要するにモノが売れまくる状況です。

 ここで重要なのはインフレも需給ギャップですからモノが売れまくることが重要で、単純に貨幣価値の下落による物価上昇はスタグフレーションと言ってちょっと意味合いが違ってきます。

 スタグフレーションの解説は超長文になるので割愛しますが...

 モノが売れまくる⇒インフレ

 モノが売れない⇒デフレ

 これは構造的に真実ですから、貨幣価値の変動で解決するような問題ではないということをまず理解いただきたいと思います。

 ところがですね...

 日本のモノは世界中で売られている訳でして...

 外国為替の問題も需給ギャップの大きなパラメータであるということが、非常に問題をややこしくしています(汗)

 円高になると手取りが目減りする(1ドル100円から1ドル80円になると1ドルあたり20円の目減り)ことになり、つまりは国内経済においては価格下落と同じことになってしまうということですね。

 冷静に考えると本当は輸入価格も下落するのでモノが売れないことによるデフレとは少々意味合いが異なるのですが、実体経済では複合的な問題ですから切り離すことができません。

 外国為替相場は世界中の合意ですから日本だけでいくら頑張ってもハッキリ言ってどうにもなりません(汗)

 企業もそこは承知していて生産拠点の海外移転等の策を講じている訳です。

 これが産業の空洞化を招いているということもあります。

 こういう順番で考えてみると円安誘導〜輸出増加〜需給ギャップ解消〜景気が良くなる〜という方程式も見て来るのですが...

 そこで覚悟しなければならないのは貨幣価値の下落と金利上昇〜つまりは資産の目減りです。

 金融緩和を行うと世の中のお金(日本円)の量が増加します。

 日本円の価値が下がるので名目的な物価は上昇するのですが実質的な経済成長には簡単につながりません。

 ただし財政的には実質的な国債残高が圧縮されますし、税収も上がりますからまぁ良い流れにはなると思いますが...

 最終的にモノが売れるようにならないと解決しないというところは忘れてはいけません(モノが売れないまま物価上昇するとスタグフレーションに陥ります)。

 本当は...

 生産性が向上して供給量が増加して価格の下落を招くことは悪いことではないんですね...

 重要なのは高付加価値な産業へのシフトを急ぐということだと思います。

 家電にしても自動車にしても高付加価値な産業ではなくなってきています。

 新しい産業の育成(既に20年ほど遅れていますが...)に真剣に取り組まないと日本はその辺の工場国家と同レベルの経済まで地盤沈下してしまうかもしれません。

 と...

 3連休の読者がいない時期に好き勝手なことを書いてみました(笑)

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コメント

No title

行政書士試験科目の一般知識に経済があるんですよね~。
なので、教えたんですね~。
でも、難しいですね~。
困りますね~。ポチッ!

To しんめいさん

おはようございます。
試験に出るレベルがわからないのですが...
全くの文系一直線の方がいきなりマクロ経済学の世界の来るのはアレかもしれませんね(汗)
数学はお好きですか?

No title

おはようございます。
モノが売れる→給料が増える→モノが更に売れるが原則とはいっても、もはや国内だけで解決できる部分でもなく、枝葉の部分が複合的に絡んでいますので一筋縄でいかないのでしょうね。
ウチは某超大手自動車メーカーさんのお膝元ですが、自動車産業に関連する関与先さんに伺いますと、その変化をヒシヒシ感じます。
ポチッ!

税理士いとうさん

こんにちは。
自動車関連産業は円高の影響もさることながら、まさに業態変化の波が押し寄せてきています。
高付加価値産業への転換の中で既存の協力会社は相当数淘汰される可能性があるのではと思っています。
ちょうど本日のブログネタにしようと思っていたところです。

No title

こんばんは~
前記事に、失礼致します。
さすがですね!!こういう記事、大好きです。
世界経済は勉強しないと日々の変化についていけないです(>_<)

また、お邪魔します。応援ポチです!!

To 投資マニアさん

おはようございます。
経済学というのは過去の事実を分析する学問なので回帰分析のような手法が通用するような場合は有効です。
一方で一定の条件下での分析ですから日本国内の経済を分析する際に国際経済の要素を加味して分析するような手法は簡単ではありません。
ただし原理的な思考を逸脱しては分析ではありませんからデフレ解消はモノを売ること〜売れるものを作ること〜ということになります。
外為の影響は大きいのですが、基本はモノを売ることだと思います。
したがって、政治家は経済政策を説く場合にどうしたらモノが売れるのかという点に注目しなければならないということです。

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税理士ふくやま

Author:税理士ふくやま
東京都江東区の税理士です。
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