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家族同伴の社員旅行を考える

 千葉市の税理士ふくやまです。

 ウチのお客さんには常々「利益がたくさん出るのなら税金で納めるより社員に還元しましょう~」とそそのかしております。

 消費の拡大も企業の重要な使命ですから(本当か?)

 例えば...

 決算賞与を支給するとかですね~

 社員旅行をど~んとやるとかですね~

 税理士の報酬をバ~ンとアップするとか...

 もっとも決算賞与は公課負担は個人移転するだけですから、おすすめはやはり「社員旅行」ということになります。

 社員旅行であれば4泊5日以内で社員の半分以上が参加(不参加者に金銭等経済的利益はNG)すれば給与課税されません(福利厚生費で損金算入)。 

 ところで...

 せっかく景気の良い会社が社員旅行をするのでするのですから「ここは家族同伴で~」となることもあります。

 家族同伴の社員旅行なんて結構なことだと思います~

 が...

 残念ながら家族同伴の社員旅行の場合は給与として課税(源泉徴収)されることになります(汗)

 もっとも家族同伴の社員旅行の場合、その費用の全てが給与として所得課税されるのか、家族分だけが給与として所得課税されるのかは微妙です。

 例えば役員の家族だけ同伴で社員は家族同伴をしていないような場合は全額役員賞与として損金不算入で源泉課税になると思いますし、社長以下従業員全員の家族が同伴するような場合は家族分だけを給与(役員賞与)として処理すれば良いように思います(注...いかなる場合でも家族同伴の社員旅行費用は給与課税~と認定されるケースもたくさんありますので判断はこのような怪しいブログを頼らずに顧問税理士と相談してください)。

 いずれにしても家族分の旅費は給与課税というのは曲げられない要件です(汗)

 ここからはちょっと専門家ぽいことを書きますが(笑)

 そもそも家族同伴の社員旅行がなぜ給与課税となるのかを考えてみたいと思います。

 これは所得税の問題(実際には法人会計上の問題)ですが本来、社員旅行の費用というのは社員が受ける経済的利益ですから給与所得として課税されることになります。

 法律に書いてあるのはここまでです~

 これに国税庁が解釈を加えて「会社が負担するレクリエーションの費用は給与所得計算上、収入に含めなくて良いですよ~」という見解をだしているので(これを所得税基本通達といいます)国税局・税務署や納税者に税理士などは国税庁の見解にしたがって社員旅行の会社負担分は給与として課税しないで福利厚生費などの勘定科目で経理しているということです。

 ここで家族同伴の社員旅行の費用負担を考えると...

 明確に家族同伴の社員旅行がダメとは通達には書いてありません~

 ギリギリ読むと「使用者が役員又は使用人のレクリエーションのために社会通念上一般的に行われていると認められる~」(所基通36-30)とあるので役員・使用人≠役員・使用人・役員と使用人の家族となるのかなぁ~という感じです。

 でも、そうだとするとボーリング大会などの社内レクリエーションに家族を参加させても通達の適用外になってしまいますから(汗)

 さらに個別の通達(昭和63直法6-9、最終改正平5課法8-1)で

 ・旅行期間が4泊5日以内
 ・従業員の参加割合が50%以上

 という基準を満たしていれば原則課税しないでよいとされています。

 ここでも家族同伴の社員旅行については触れられていません。

 この通達の趣旨は使用者主催の社員旅行で使用者負担が多額でないものであれば課税しなくてもよい~ということですが、その基準が4泊5日以内の旅行ですから、例えば1泊2日の旅行で役員・使用人ともに家族同伴の旅行などは使用者負担が多額か?という疑問が残ります。

 あとは「社会通念上~」という事実認定(不確定概念ですね~)に拠ることになるのでしょうが...

 というように...

 税法の適用については租税法律主義とはいうものの実際には税務署殿の顔色を伺いながら(想像しながら...)時には安全運転で、時には冒険モードで臨機応変な対応をすることになります...

 ここから先は税法をいくら勉強しても未知の領域だったりします(汗)

 つまりは経験値がモノを言うということでして...

 そういえば...

 最終的に家族同伴の社員旅行を決行した社長さん~

 「家族同伴であんな費用やこんな費用がかからなかったので結局は安く済んでしまった~」とぼやいていらっしゃいました(笑)

 そんなことなら私も連れっていって欲しかったのですが...

 会社が顧問税理士の費用を負担した場合は交際費になりますので(汗)

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コメント

No title

こんばんは。
たしか、現地滞在地におけるレクレーションも何かあった記憶が…(汗)
最近社員旅行って減っていますからね~。
ウチは専従者のみですので、社員旅行=夫婦旅行…。
どなたか私を連れて行っていただけないでしょうか~(笑)
ポチッ!

No title

ドーンと報酬アップに賛成ですね~。
ポチッ!

To 税理士いとうさん

おはようございます。
ウチのお客さんでも社員旅行を実施しているのは少数派ですね~
企業の余裕もそうですが、社員さんが希望しないというのも遠因かもしれません。
私も社員旅行は大好物なのですが...
個人事業ではちょっと難しいですね(涙)

To しんめいさん

おはようございます。
ド~ンと報酬アップをお願いしたいところですが...
現実はなかなか厳しいですね(涙)

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Author:税理士ふくやま
東京都江東区の税理士です。
小規模企業経営者にとって信頼される相談相手を目指して日々精進しています。
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